文部科学省が中学校へのスマホ持ち込みを許可する方針を固めたことがわかりました。
その理由として緊急時の対応や、防犯面で有利なことが挙げられていますが、中学校へのスマホ持ち込みに関して反対意見が多いのも事実です。
そこで今回は中学校へのスマホ持ち込みのデメリットをご紹介します。
スマホを持ち込むことで、どんなデメリットが起こるのでしょうか?
中学校へのスマホ持ち込みはいつから?
文部科学省は中学校へのスマホ持ち込みを可能にする方針を固めていますが、詳しい日程についてはまだ決定されていません。
6月24日に「持ち込みルールの見直し」を議論してきた省内の有識者会議に、スマホ容認のまとめ案を示す予定です。
その後会議で容認条件などを精査した上で、全国の教育委員会に周知するようですね。
教育委員会に周知された後も、各学校でルールの制定などが行われますから、中学校へのスマホ持ち込みOKとなるのはまだ先でしょう。
中学校へのスマホ持ち込みのデメリットは?
中学校へスマホを持ち込むことで起こるデメリットをご紹介します。
学校風景がSNSに投稿される
中学校へのスマホ持ち込みのデメリットとして挙げられているのが、学校風景がSNSに投稿されてしまうことです。
休み時間に友達と撮影した画像をSNSに挙げてしまう子供がいるかもしれませんよね。
安易に学校内の画像SNSにあげることで、プライバシーの問題や盗撮の問題に発展することも考えられます。
授業の集中を妨げる
多くの教師が不安を感じているのが、授業の妨げになるという面ではないでしょうか。
スマホを学校に持ち込むことで、生徒達の話題はスマホやSNSに。
担任が朝のうちにスマホを回収するという話もありますが、いざ緊急事態が起きた時にスムーズに生徒にスマホを返すことができるのでしょうか。
いじめなどのトラブルに発展しやすい
個人的にも一番のデメリットだと感じるのが、トラブルに発展しやすくなることです。
これまでも中学生のスマホトラブルをたくさん見てきましたが、放課後や学校外でのトラブルが多かったですよね。
学校にもスマホを持ち込んで良いことになれば、学校内でのスマホトラブルも増えると予想されます。
盗撮や盗聴、いじめにつながるトラブルが起こりやすくなると考えても自然です。
教師の負担が増える
中学校へスマホを持ち込むことで、教師の負担が増えるというデメリットもあげられます。
SNSの使い方やスマホの使用時間、スマホの盗難や故障トラブルやスマホ回収などを教師が行うことになりますよね。
またスマホによるいじめの問題についても教師が責任を負わなくてはいけなくなるかもしれません。
スマホ持ち込みにはメリットもありますが、デメリットが大きいのも事実です。
とはいえグローバル化していく社会で、スマホの正しい使い方を若いうちから学ぶことも大切ですよね。
各学校での対応については、今後発表されることでしょう。
スマホは便利な道具です。
正しい使い方で、メリットを増やしていきたいですね。