皆さんは、食パンを買う時に気にしていることはありますか?
最近はパン屋さん以外にも、スーパーやコンビニなどで手軽に購入できる食パンが増えていますよね。
「食パンなんてどれも同じ!」
と思っている人も多いですが、実は材料や発酵具合、焼き方によって美味しさが全然違います。
基本的にスーパーやコンビニ等で販売されている食パンには、多くの添加物が入っていますよね。
そしてパン屋さんで販売されている食パンは、基本的に添加物が使用されていないという傾向があります。
最近はこだわりの食パンを販売しているコンビニもあるので、一概にダメとはいえませんが・・・。
どうせたべるなら、美味しくて身体にも良いものを選びたくはないですか?
主食として食パンを食べる人が増えているからこそ、身体にも良くて美味しい食パンを選びたいと考えている人は多いとおもいます。
そこで今回は、美味しい食パンの選び方についてご紹介していきたいと思います。
パン屋さんで5年間働いていた私が、本当に美味しい食パンをお教えします!
食パンは添加物不使用がおすすめ!
あるコンビニで販売されている食パンの原材料を調べてみると、このようになっていました。
小麦粉、糖類、マーガリン、バター、パン酵母、食塩、発酵種、脱脂粉乳、植物油脂、乳化剤、イーストフード、V.C、(原材料の一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
この中で添加物とされているのは
- 化学物質を含む可能性のある乳化剤
- 大量に摂取をすると嘔吐を起こすイーストフード
- 発癌性のあるV.C
ですね。
食パンを毎日食べている人は、これらの添加物を毎日身体に取り入れていることになります。
他にも骨や血管に影響を与える臭素酸カリウムや、発癌性のあるソルビン酸などが含まれている食パンもあります。
食パンが好きな人や、私のように毎日食パンを食べている人は、食べ続けることで身体に悪影響を与える可能性がありますよね。
とはいえ、今の時代はほとんどの食品に添加物が入っています。
添加物を避けて暮らす方が難しいかもしれませんが、少しでも気にすることが健康へと繋がりますよね。
食パンを選ぶ時には、原材料名からなるべく添加物が入っていないものを選ぶと良いですよ。
【食パンに含まれる主な添加物一覧】
- ファッドスプレッド
- V.C
- ソルビン酸
- 臭素酸カリウム
- イーストフード
- フラワーペースト
- 乳化剤
- マーガリン
- PH調整剤
- リン酸
- メタリン酸ナトリウム 等
美味しい食パンは角で分かる!
次に、美味しい食パンの選び方をご紹介します。
食パンを選ぶ時に、なんとなく選んでいる人は多いと思います。
私もパン屋さんで働くまでは、なんとなくで食パンを選んでいました。
強いて言うなら焼き立てか、そうじゃないかくらいでしょうか。
皆さんの中にも、なんとなく食パンを選んでいる人は多いと思いますが、実はとっても損をしている可能性があります。
というのも、同じお店で販売されている食パンでも、仕込んだ人や焼いた人が違う場合は、全然味が違うからです。
私も間近で職人技を見てきましたが、美味しい食パンを焼くためには経験とセンスが必要なようですね。
基本的に美味しい食パンというのは、生地がしっかり練り込まれていて、発酵が上手くいき、火がしっかり通っているものを指します。
見た目でわかる特徴としては、
- 断面が綺麗に伸びている
- 綺麗な四角形をしている
- きつね色に焼けている
- 角が程良く丸まっている
という感じですね。
どういうことなのか、それぞれ詳しく解説していきましょう。
1.断面が綺麗に伸びている
「断面が綺麗に伸びている」とは、食パンの切り口のことですね。
これは食パンを1本丸ごと購入する場合ではなく、スライスされているものを購入する場合として捉えてください。
食パンの断面をよく見ると、細い網目状になっているのがわかりますよね。
美味しい食パンは、この網目状になった目地が縦にしっかり伸びています。
これが、良い生地を使ってしっかり練り込まれている証拠ですね。
古い生地を使っていたり生地の練り込みが甘いものは、食パンの断面に穴が開いたり、目詰まりをしてしまいます。
2.綺麗な四角形をしている
食パンを選ぶ時には、綺麗な四角形をしているかをチェックすると良いでしょう。
これは角型食パン(四角い食パン)の場合の話ですね。
実は食パンは火の通りが悪いと、凹んでしまうことがあるんです。
パン屋さんの食パンを見ても、意外と凹んでいる食パンは多いですよ。
また焼き上がり後すぐにスライサーにかけたり、ビニールに入れた場合も潰れや凹みが起こります。
そのパン屋さんによって焼き上がりからカットOKまでの時間は異なると思いますが、だいたい1時間程度でしょうか。
サンドイッチ用の薄い食パンなどは、さらにカットまで時間を空けなければならないという決まりがあるパン屋さんもありますね。
私が働いていたパン屋さんでは、朝9時に食パンが焼き上がり、サンドイッチ用にカットできるのは1時以降という決まりがありました。
これを無視してしまうと、生地が潰れてふわふわ感がなくなってしまいます。
3.きつね色に焼けている
きつね色に焼けているかどうかも、美味しい食パンを見分けるポイントです。
パン屋さんなどで販売されている食パンは、ほとんどきつね色に焼けていますが、実は綺麗なきつね色に焼き上げるのは難しいんですよね。
自宅で食パンを焼いたことがある人は、その難しさを知っているはずです。
食パンは他のパンに比べて、焼き時間が長い種類のパンです。
そのため、待ちきれなくて早く出してしまう人も多いんです。
パン食さんだと、次から次へと焼く商品が迫ってくるので、食パンを早く釜から出そうとする職人さんもたま〜にいます・・・。
焼き具合で味が変わるの?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、焼き具合で風味は全然違うんですよ!
綺麗なきつね色に焼けたパンは、香ばしい香りがパンの中まで浸透しています。
食べたときに鼻から抜けるパン独特の香ばしい香りは、きつね色ならではの風味なんです。
4.角が程良く丸まっている
角が程良く丸まっている食パンは、美味しい食パンの証です。
他のパン同様に、食パンも発酵させてから焼きますよね。
この「発酵具合」が大きく味と関係しています。
角が程良く丸まっているのは、発酵が上手くいった証ですね。
もし角が角ばっていた場合は、発酵しすぎということになるでしょう。
発酵しすぎた食パンは、
- 甘味が少ない
- パサパサする
- イーストの匂いがきつい
など、美味しさを失う原因になります。
少し注意して選ぶだけで、より美味しい食パンを食べることができますよ。
まとめ
食パンには、その食パンによって多くの添加物が入っていることがわかりましたね。
大好きな食パンを枚に毎日食べたいと考えている人は、添加物の少ない食パンを選ぶと良いですよ。
また、同じお店で買った食パンでも、発酵具合や焼き具合によって美味しさが変わってきます。
美味しい食パンを食べたい人は、
- 断面が綺麗に伸びているか
- 綺麗な四角形をしているか
- きつね色に焼けているか
- 角が程良く丸まっているか
に注目して食パンを選んでみてくださいね。